十戸清水の板そば

十戸清水(じゅうごしみず)の板蕎麦(いたそば)の三つのこだわり

一、毎朝石臼で手挽きする蕎麦

写真:毎朝石臼で手挽きする蕎麦  玄そばだけを挽くと殻がたくさん入り、蕎麦は黒っぽくなり食感が 悪くなるので丸抜きに玄そばを少し混ぜて挽きます。
 そして細かい目 のふるいでふるって、さらに丸抜きだけを挽いた粉を粗い目のふるいでふるった粉を混ぜます。
こうする事で喉越しも良く噛めばプチプチ と粗く挽いた粉がつぶれ豊かな香りと甘みが口の中で広がります。


 「北村わさび」さんは三百年近い栽培の歴史があります。
 わさび田の周りの岩間からはミネラル分などを含んだ湧き水が流れ、 その養分だけで育ちます。種まきから収穫まで1年半から2年かかり ます。種をまき、2~3ヶ月後にわさび田に移植、さらに3ヵ月後、 成長の良いものから順に間引き、定植します。定植から1年後に やっと収穫が出来るのです。
 「わさび」は大変手間がかかり限られた量しか栽培できないため、 これまで京阪神の市場にしか出荷されていませんでしたが、 “当店のお客様だけ”にご賞味いただける事となりました。


 十戸は神鍋山の麓約5km南に位置します。神鍋周辺に降った雨や雪が地下に浸透、火山灰土壌(天然フィルター)をゆっくりと移動し、 少しずつ地表に溢れる湧き水となります。古くは生活用水にも困って いる状態であったが、弘法大師が杖でトントンと突いたことから湧き 出した、という伝説があります。その水量は県内随一を誇り、毎秒 700リットル(ドラム缶約3本)にも及びます。地区では民家を縫う ように水路があり、あちこちで「川いと」と呼ばれる洗い場を見かけ ることができ、今でも野菜を洗ったり、ビールやスイカを冷やしたり します。
 水温は年中11~13度。豊富で良質な湧き水の恩恵を受けて、わさび ニジマスの養殖も盛んであり、清流の証ともいわれる梅花藻(バイ カモ)クレソンが群生しています。

このページのトップへ